私と映画/「ダンケルク」と「ウィンストン・チャーチル」
こんにちは、オレンジです。
ずっと気になっていた映画、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を遂に見ました。
もともとゲイリー・オールドマンが大好きなのと、特殊メイクを担当された辻一弘さんのメイクが見たかったこと。そしてチャーチルという人を名前しか知らなかったことから、とてもとても気になっていました。
映画を見ての感想は、ゲイリー・オールドマンの演技はやはり素晴らしく、特殊メイクは目を疑うほどで、ストーリーも音楽も心打つ内容でした。
一番衝撃を受けたのはダイナモ作戦です。
私は2017年に公開された「ダンケルク」を劇場に見に行った一人です。クリストファー・ノーラン監督独特の時間感覚で描かれた作品で、緊張の糸をキリキリと限界まで引っ張られるような感覚で見たのを覚えています。
しかし、その時私は「ダンケルク」で描かれたことがどのような背景で起こったことなのかを知らず、点でしか見ることができていませんでした。
今回「ウィンストン・チャーチル」を見て、ダンケルクで行われたダイナモ作戦がどのような状況下で決定されたのか知り、映画「ダンケルク」の映像が頭の中で蘇りました。
これはもう一度「ダンケルク」を見なくてはならない。
そういうわけで「ウィンストン・チャーチル」をもう一度頭から再生し、ダンケルク救出の作戦を立てているシーンで一旦停止。そして「ダンケルク」を再生する。「ダンケルク」を見終わって、「ウィンストン・チャーチル」に戻る。
見終わった後、悲しさと虚しさで感情がぐちゃぐちゃでした。
人は歴史を繰り返す。私はそう思っています。なぜなら人類は歴史を忘れるから。
でも戦争は繰り返してはならない。
映画を見るだけでも心がえぐられるのが戦争です。実際に戦争の中を生きるとしたら?
歴史を覚えている人ももちろんたくさんいるけれど、忘れてしまった人の方が圧倒的に多ければ、その大衆の勢いが世論になります。
だから学ばなければならないのではないかなと思います。
試験で100点を取るためではなく。
歴史上の失敗がなぜ起こったのかを知るために。
未来のために。
40になって、やっと分かったよ...。
今回私は、自分が歴史を知らなすぎると反省し、「プライベート・ライアン」も見てみたんですけど。
1時間ほど見たところで先へ進めなくなりました。描写がすごくて。
退役軍人の方が「足りないのは臭いだけ」と仰るほど、戦場をリアルに描いた作品だそうです。
しばらく時間をおいて、また挑戦したいなと思います。
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